2010年05月21日

天使から百年 魔人と主人と廃棄物

ロードリーという異形に対抗できる可能性を持つ少年少女が集められる学院に入学した少女・カイが、入学直後にロードリーに襲われて、誰も成功していなかった魔人の召喚に成功して……というお話。

これはいい。怖くて逃げ出したいけど、立ち向かうしかない少女が、支えてくれる人たちの優しさと温かさを知って、前を向いていくところが素晴らしい。そんなカイに対して大好きっぷりを見せる魔人の唯香と、好意を寄せて役立とうとするジャンセンという人間関係にニヤリ。

ロードリートは何かというあたりは、まだハッキリ見えていないけれど、これは忘れられた百年で何かあったってところでしょうね。次なる作品が「天使から零年」ってことなので、いろいろ見えてきそう!全三巻らしいので楽しみです。


天使から百年  魔人と主人と廃棄物 (富士見ファンタジア文庫)

天使から百年 魔人と主人と廃棄物 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 野梨原 花南
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 22:56| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

土属性はダテじゃない!(2)

会長の代理で訪れた島で、祭りの手伝いをするお話。黄色い顔のおかげで、えびす様にまつりあげられていく様子が楽しい。雪乃とは、相変わらず喧嘩ばかりしつつも、随所に信頼関係が見えて良いものでした。海のお話しってことで、お約束なエロコメもあったけれど、村の実情を表す出来事は、結構シリアスでした。わからなくもないけど、あれはちょっとね……。

さて、これまではパートナーとして信頼しつつも、喧嘩ばかりしてたふたりですが、ここにきてひとり間に入ってきましたか。恋愛要素が若干物足りないので、良い感じになると嬉しい。

土属性はダテじゃない!〈2〉 (一迅社文庫)

土属性はダテじゃない!〈2〉 (一迅社文庫)

  • 作者: 葉原 鉄
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 20:22| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

はなひらく 淵国五皇子伝

これは面白かった。個性豊かな五人の皇子の歪みっぷりもいいけど、異国のカナンとふれあうことで、ちょっとずつ変わっていく様が素敵。特にきまじめ律の変化はよかったなあ。ショックも大きかったろうけれど、感動は消えないよね。のんびりお茶ばっかり飲む第四皇子のほんわかっぷりもよかった。読んでるとお茶が飲みたくなる。

最後にちょっぴり驚きが待っているけれど、温かくなる終わりに満足です。

はなひらく 淵国五皇子伝 (一迅社文庫 アイリス り 1-5)

はなひらく 淵国五皇子伝 (一迅社文庫 アイリス り 1-5)

  • 作者: 古戸 マチコ
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 20:34| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

羽月莉音の帝国

コモリさんが面白いって言ってたから読んでみたら、なんだこれ面白い。

建国目指して革命部を作った高校生たちが、まずは資金集めのために事業展開を始めるお話で、はじめはハルヒっぽい女の子の振り回しっぷりと、被害にあう主人公とその幼なじみがかわいそうだなと思ってたけど、事業が波に乗り始めてからの展開がすごい。

いろんなアイデアを形にして、いけそうだと思ったら集中、うまくいったら売却などなど、トントン拍子に。でも、このままだと危なそうだなと不安に思うころに、ちゃんと次の手を打つ莉音の手腕に惚れ惚れです。こっち方面知らない僕としては、切り抜け方も面白かった。莉音の原動力はまったくもって卑怯だと思いましたが(理不尽さを許しちゃうじゃん!)、彼らがどこまで駆け抜けていくのか楽しみ。

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

  • 作者: 至道 流星
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/02/18
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 20:19| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月17日

なんて素敵にジャパネスク(2)

思い出が素敵過ぎて辛い。

東宮からの恋文と受けて立つ瑠璃姫の騒動にニヤニヤしまくる始まりが、まさかこんな怒濤の展開になるとは。

恋は人を惑わすと言いながら、自分も過去の思いに戸惑い、美しき鬼と出会ったときの衝撃はどれほどのものだったろう。それでも口にすることが出来なかったんだから、瑠璃姫にとって幼い頃の思い出は大切なものだったことが伝わってきました。

雪を見て涙する彼女に切なくなりましたが、それを支える高彬の温もりが、彼女の心に届いてくれる日が来て欲しい。

なんて素敵にジャパネスク 2 —新装版— なんて素敵にジャパネスク シリーズ(2) (コバルト文庫)

なんて素敵にジャパネスク 2 —新装版— なんて素敵にジャパネスク シリーズ(2) (コバルト文庫)

  • 作者: 氷室 冴子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/04/01
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 23:01| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

ここでおわるか!!

思考の袋小路に陥るシャーロックの乙女心があれですが、彼の場合、相談できる人がいないというのがキツイかも。視野が狭まったおかげで、闇のドレスを見過ごしてるあたりが痛い。

それにしても、まさかクリスに対して、あの人が動くとは……愛だけでは支えられない、そう突きつけられたクリスの心はどうなっちゃうんだろう。パメラが思うほどは弱くないと思うけど……再会が怖くてしかたない。

恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

  • 作者: 青木 祐子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/12/01
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 20:11| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月16日

失恋竜と契約の花嫁 -この世界の誰よりも-

涙がじんわりするシーンがどれほどあったことか。フィーナの資質が引き起こす事態は、伝説の人たちでも身動きが取れなくなるから辛い。みなが思いあって、でも状況がそれを許さず、焦るうちに、歪みができてきたけれど、それを乗り越える決意をしたフィーナの成長がよかった。

今回でフィーナ編は終わり、次は失恋男の話らしいので楽しみです。

失恋竜と契約の花嫁 -この世界の誰よりも- (B’s‐LOG文庫) (ビーズログ文庫 わ 1-11)

失恋竜と契約の花嫁 -この世界の誰よりも- (B’s‐LOG文庫) (ビーズログ文庫 わ 1-11)

  • 作者: 渡海 奈穂
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/05/17
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 19:41| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

道徳という名の少年

町一番の美女が産み落とした子から始まる不道徳と道徳の物語。父親なし、姉弟、夫の父など、不道徳な思いに揺れる人たちのお話が、連作短編で描かれます。淫靡で匂い立つものがあるのに、どこかドライだよなあ。

ちょっぴり不気味なところがありつつ、バターの夜と言った官能もありましたが、見えるのは寂しさでした。

道徳という名の少年

道徳という名の少年

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/05/11
  • メディア: 単行本

posted by deltazulu at 19:38| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんて素敵にジャパネスク

平安寸止めラブコメでした。楽しかったー。ようやく好きな人と結ばれる……というタイミングで毎度何かしらトラブルが発生して、延び延びになるパターンにニヤリですが、それ以上に、瑠璃姫の機転と度胸とお転婆っぷりが楽しい。結婚するには事件解決するのが一番だからといって、敵陣に乗り込んでスパイまでやっちゃうんだから、すごい人だ。

しかもコンビを組んだ鷹男に惚れられて、まさかの三角関係になるとは……。結婚の申し込みがないだなんて嘘のようだとラストのヤキモチにニヤついてたら、あ、そっか、政治が絡んできちゃうのか。こりゃ前途多難だこと。はたして無事結婚できるのかしら?

なんて素敵にジャパネスク —新装版— なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (コバルト文庫)

なんて素敵にジャパネスク —新装版— なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (コバルト文庫)

  • 作者: 氷室 冴子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/04/01
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 16:10| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時の竜と水の指環(後編)

ク・オルティスに結婚話がもちあがったことで、唐変木な男が自分の心に揺れる展開に似やついてしまう。従騎士も同じような気持ちだったろうなあ。アイリの背負ったものは重くとも、それを知る人たち皆が動いてくれて。人のつながりって素敵だと改めて思いました。

個人的には、メインのふたりよりも、陛下と王妃の恋の行く末が好きだ。いい夫婦になりそう。

時の竜と水の指環(後編) (コバルト文庫)

時の竜と水の指環(後編) (コバルト文庫)

  • 作者: 樹川 さとみ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1995/02/03
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 12:02| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。