クリスが頑張るお話しでした。いや、頑張るというか、危ういというか。母を思うが故に、変な方向へいっちゃうんじゃないかと思ったけれど、時に演技をしてでも過去と決着を付けようとする姿が印象的。
一方のシャーリー。追いかける姿が健気だよ。伝言を噛み締めながら、再会したときの言葉が、まったく格好つけやがって。
ラブ度もシリアス度もいつもほどじゃないけれど、最後にはなじんだふたりを見せてくれて、よかった。
ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと月の降る城 (コバルト文庫) (コバルト文庫 あ 16-31 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
- 作者: 青木 祐子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 文庫