2010年05月26日

空の彼方(2)

防具屋と防具屋を訪れる人たちの物語の第二弾。貴族の身分を捨てたアルに、元貴族の立場を利用する任務が舞い込むお話。

傭兵である以上、帰ってこられない可能性は決して少なくない。それでも送り出すソラは、どれほど辛い思いを堪えているのかと思いましたが、今回ついに自ら動き始めましたか。もちろん、外へは出られないけれど、自分の出来る限りをする彼女に、アルの存在が彼女にとって特別であることを痛感しました。

そしてアルも。自分の立場に思うところあって、もやもやしていたけれど、護衛の任務で命の危険を感じたときに、実感したのは帰る場所の事で。自覚した思いを胸にしながら、遠回しな言葉を告げた彼は、いつかちゃんと言ってあげるのかな?ソラの笑顔のためにも、次の時には言ってあげて欲しいな。

空の彼方〈2〉 (メディアワークス文庫)

空の彼方〈2〉 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 菱田 愛日
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/05/25
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 23:01| ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六百六十円の事情

すっごいよかった。これはいい入間人間!地域掲示板のトピックス「カツ丼作れますか?」という一言がきっかけになり、ギター抱えて歌ってるねーちゃん、万引きを繰り返す少年、家出少女、ニート、行き所のないご老人が、それぞれの物語を描きつつ、時にすれ違ったりして、繋がるエピソードにやられます。特に第一章のビートルズねーちゃんと、第二章の童貞少年と処女少女の青春っぷりは半端じゃない。この二編だけでも、読んでよかったと思いました。そのあとちょっとアレだけど……あ、でも少女と老人の話は素敵。ああいう年の取り方をしたいものだ。

エピローグの最後の一言に、にやりとさせられた僕がいる。

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 入間 人間
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/05/25
  • メディア: 文庫

posted by deltazulu at 21:00| ☆☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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